これで高岡に訪れるのも6回目になる。
富山県で上映が始まって、早ひと月。有難いことに、これまで大勢のお客様が劇場に足を運んで下さった。
そのお礼も兼ねて、石田くんと共に高岡市長に表敬訪問させて頂く運びとなった。 朝8時10分。羽田空港の出発ロビーの3番柱前に集合。
プロデューサーの さんの代理で来たラインプロデューサーの杉原さんと石田くんは、僕が着いたときには既に椅子に座って待っていた。石田くんは相変わらずのノーバッグ。そう言えば、鞄を持っている姿を見たことがない、気もする。
飛行機は順調に飛び立ち、富山空港に到着すると、以前のキャンペーンのときにもお世話になった身長190センチの長身の吉川さんが出迎えて下さった。
今回は、吉川さんの車に乗せてもらって劇場3館と高岡市役所を巡ることになっている。
富山から高岡への移動中、いつもはタクシーの運転手の判断で高速に乗るのだが、吉川さんはさすが地元の人なのだろう、下道を走り、裏道を抜け40分ほどで高岡に到着。高速を使うのとほぼ変わらない時間だった。
ワーナー・マイカル・シネマズ高岡の支配人さんに挨拶。
「ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします」
と、大竹さんや平山あやちゃんからも書いて頂いた大ヒットお礼のメッセージ色紙をプレゼントさせてもらった。僕と石田くんは、その数分前にマイカルの中にあるマクドナルドでストロベリーシェイクを啜りながら書いた。
富山での上映3館に渡すので、互いに3枚ずつ書いたのだが、用意していた色紙の枚数は計7枚。一度しか許されない書き誤り用の予備の色紙は、石田くんに譲ることになった。僕は修正ペンを使うハメになった。まったく、この手のことは最後まで慣れないままなのだ。
イオンに移動して昼飯。まだ11時過ぎだったので、そんなに腹が減ってなかったが、冷やし中華を食べる。
高岡TOHOプレックスの場内は相変わらず「キトキト!」がいっぱいで、いまだにデカデカと写真を引き伸ばしたキャビネが貼りめぐらされていた。嬉しいかぎりです、ほんと。
支配人さんに挨拶して場内をぷらぷらしていたら、杉原さんが石田くんに、ひと言。
「主役なのに、全然気づいてもらえないね」
「はい!そうですね!」と石田くん。
「って、それでいいのか?」と僕。
うーむ…いい意味で自然体。決してオーラがない、訳じゃない…と思うけど。
そう言えば、楽屋のホワイトボードにまたメッセージが書いてあった。
「おかえりなさい」なんて…イラスト付で。嬉しいねぇ。
ロビーで福井放送の番組の取材を受ける。映画と地域の密着がどうのこうの…。
「いや、『キトキト!』は間違いなく高岡が舞台で良かったですよ」
いよいよ市役所へ向かう。
なんだか暖かい感じのする建物だ。天気が良かったせいか、光がたくさん入ってくる。
ロビーでフィルムコミッションの皆さんと再会して、市長室に。
何人かの記者さんが写真を撮る中、司会(?)の人が「まずは市長からひと言」と言って、
市長の挨拶が始まった。
と、ここで僕の頭の中はややパニックに。
そう言えば、「表敬訪問」と言われても、何をするのか全然分かってなかった。聞いてさえもいなかった。ひょっとして、僕もスピーチ?するのか???…やばい、何も考えてない。
市長に続いて、杉原さんが挨拶。しかも、言うべきことはほぼ言われてしまった。
…やばいやばい。
ところが、硬い挨拶はそこで終わりだった。「ほっ」と胸を撫で下ろす。
後は雑談交じりに市長から映画の感想をうかがって、何ことかお礼ものべて、握手して、お土産に地酒までもらって、事なきを得た。…ふぅ。
今年で塗り替えるらしい高岡大仏に立ち寄って、記念に写真を撮った。写真の画角の中で大仏の鼻の穴に指を挿すとか、自分の手の平の上に大仏の顎を乗せるとか。
そんな写真を石田くんと一緒に撮った。小学生か俺らは!
富山市に移動して、ファボーレ東宝に向かう。
支配人さんに挨拶して、劇場内に貼り出してあったお客さんの感想コメントを読んだり、上映中の劇場にこっそり入ったり。
帰りに寄り道をした。
富山駅近くの松川沿いに満開の桜がたくさん。遊覧船が出ているのを知って、皆で乗り込むことにした。船を待つ間、茶屋で団子を買ってソフトクリームを食べる。石田くんはコーンを残して「おかわり」までした。子供ですか、君は?
船に乗り合わせた老夫婦に映画のチラシを渡して、「観て下さい!」と宣伝。
船に揺られながら、桜を眺めつつ、歌詞に「桜」という言葉がでてくる歌を皆で出しあった。
森山直太郎、ケツメイシ、コブクロなどなど…たくさんあるようで、意外と浮かばない。誰かが「見つけた!」と、歌ってみせると、誰かが「そんな曲しらない」と言う。世代の差、なのかもしれない。音楽の時間に習う童謡はなしだ、とか歌詞を捏造するのはなしだ、とか。まぁ、わぁーわぁー言いながら楽しい思い出となりました。
因みに富山での上映はまだしばし続くのです。
まだ観てない人も、もう観た人ももう一回!
是非とも、観られ〜♪
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